消費者金融の中小と大手で何が違う?徹底比較

 

現在、数多くの消費者金融が存在します。消費者金融には認知度の高い大手消費者金融もあれば地域に密着して営業している中小の消費者金融もあります。

 

大手の消費者金融と中小の消費者金融には様々な違いがあります。

 

大手と中小の消費者金融の比較、大手消費者金融各社のサービスの解説、さらに一般的に知られていない中小消費者金融の特徴やおすすめの企業を紹介します。


 

 

消費者金融業の現状と大手と中小の違い

現在の消費者金融業界の現状や大手と中小の違いを紹介します。

 

消費者金融の数はどのぐらい? 

現在(令和2年時点)、消費者金融の登録業者は1647社です。

 

実は平成15年の段階では26281社が事業を行っており、当時と比較すると実に94%減の状況です。日本の消費者金融がこれだけ減少したのは平成18年に施行された貸金業の規制等に関する法令案の改正する法律」が成立したためです。

 

上限金利が定められグレーゾーン金利が撤廃され、多くの消費者金融は売上が激減し事業の継続が困難になり事業から撤退しました。
※貸金業関係資料 金融庁 https://www.fsa.go.jp/status/kasikin/20191031/index.html

 

以前と比較すると消費者金融の数は大幅に減っていますが、現在も事業を継続しているのは健全な業者、と言っていいでしょう。

 

大手消費者金融と中小消費者金融の大きな違いとは?

消費者業界の大手はCMでおなじみのアコムレイクALSAプロミスアイフルSMBCモビットの5社と言われています。

 

大手消費者金融と中小消費者金融とは規模以外に何が違うのかを解説します。

 

審査方法

まずは審査方法が異なります。

 

大手消費者金融は機械的に審査を行い、中小消費者金融は各社独自の審査基準で審査を行います。

 

融資の時間

次に申し込んでからの融資までの時間です。大手消費者金融は即日融資が基本であり(金額によって異なります)、中小消費者金融の即日融資は稀だとお考えください。中小は審査に時間がかかるからです。

 

大手消費者金融と中小消費者金融を徹底比較

大手と中小の消費者金融の違いを様々な面で比較します。

 

金利(実質年利)

まずは金利の違いです。

 

消費者金融の上限金利は法律によって決められているため、大手と中小に差はないのですが、中小の下限の金利が大手より高めに設定されています。

 

大手の下限金利は3.0%~4.5%ですが、中小は4%台の金利を設定している企業もありますが、7%以上の金利設定をしていることがほとんどです。中小は大手より資金力がないため金利を高く設定するのは当然のことかもしれません。

 

利用限度額

次に利用限度額です。

 

大手の借入限度額は500~800万円ですが、中小は数十万から300万円が中心です。この違いも資金力の差です。大手の消費者金融は銀行の資本が入っているため財務体制に余裕があります。

 

審査方法

大手と中小は審査方法に大きな違いがあります。大手と中小、それぞれの審査方法を紹介します。

 

大手消費者金融の審査方法

大手消費者金融の審査はスコアリング審査という方法です。

 

スコアリング審査とは、申込者の年収、年齢、勤務状況、家族構成、信用情報などの情報を点数化することです。

 

大手消費者金融はスコアリング審査の結果を各社に基準で判断し、問題ないと判断すれば、担当者が申込者の勤務先に在籍確認を行い申込者への融資が可能かどうかと利用限度額を決定します。

 

スコアリング審査のメリットは融資スピードです。機械的に審査を行うため判断にかかる時間が短く済みます。大手消費者金融が即日融資を可能にするのはスコアリング審査が大きく影響しています。

 

中小消費者金融の審査方法

中小の消費者金融でもスコアリング審査が行われますが、スコアリングだけではなく総合的な審査をして融資の可否を判断します。

 

具体的には人物審査で、申込者に返済能力があるかどうか、融資可能かどうかを会社の規定と担当者の判断で融資の可否や利用限度額を決定します。人の手で慎重に審査を行うため中小の審査は時間が必要となるのです。

 

利用者層

大手と中小は利用者層も異なります。

 

大手は消費者金融を初めて利用する人、もしくは2社目といった人が中心であり、中小は大手を既に利用している人で複数の消費者金融から借入を行っている人です。

 

返済方法の利便性

返済方法は大手のほうが充実しています。

 

大手は自社ATMを設置し、提携ATMも全国に多数存在するので返済場所に困る、ということはありません。

 

中小の返済は店頭窓口か銀行振込が中心です。返済方法の利便性の差も資金力の差と考えてよいでしょう。中小は全国にATMを設置することができません。

 

大手消費者金融の比較

CMでおなじみの大手消費者金融にはそれぞれどのような特色を持っているのでしょうか。各社の特徴やサービスの違いを紹介します。

 

金利や限度額、返済方式などの比較は下記の表を参考にしてください。

 

実質年利 限度額 審査スピード 返済方式 初回利用者の無利息期間
レイクALSA 4.5%~18.0% 500万円 最短15秒 毎月指定返済日 ・60日間

・借入額農地5万円は180日間※1

アコム 3.0%~18.0% 800万円 最短30分 ・毎月指定期日

・35日サイクル※2

30日間
プロミス 4.5%~17.0% 500万円 最短30分 5日、15日、15日、25日の中から選択※3 30日間
アイフル 3.0%~18.0% 800万円 最短30分 ・毎月指定期日

・35日サイクル

30日間
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円 最短30分 5日、15日、25日、25日の中から選択 なし

※1 60日間無利息と180日間無利息の併用は不可。その他申し込み条件により選択可能なサービスが限定
※2 口座振替の場合毎月6日
※3 三井住友銀行、ジャパンネット銀行以外の振替の場合毎月5日

 

レイクALSA

 

レイクALSAは新生フィナンシャルグループの消費者金融です。

 

特徴は無利息サービスが充実していることです。他の消費者金融の無利息サービスの期間は30日間ですが、レイクALSAのサービスは60日間無利息です。

 

さらに借入5万円の180日間無利息サービスも行っています(5万円以上の借入も可能)。2か月以内に返済が可能、という人にはおすすめです。

 

アコム

 

業界最大手で三菱UFJフィナンシャルグループの消費者金融です。

 

消費者金融といえばアコムの名前を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

 

アコムの特徴は返済日が柔軟なことが挙げられます。毎月の返済日を指定できることはもちろんのこと、35日サイクルの返済を選択することができます。返済が35日ごとであれば余裕をもって返済が可能になります。

 

プロミス

プロミス

 

プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスのブランド名です。

 

プロミスの特徴は他社と比較すると上限金利がいちばん低い(17.8%。他大手消費者金融は18.0%)ことと、スマホのアプリを利用すればカードレスで24時間利用が可能なことです。

 

しかもセブン銀行のATMと提携しているので、スマホさえあれば全国どこでも利用が可能です。

 

SMBCモビット

SMBCモビット

 

SMBCグループの消費者金融です。

 

SMBCモビットは電話連絡なしで借り入れを行える「WEB完結サービス」を提供しています。

 

電話連絡がないだけではなく、郵便物が送られてくることもないので誰にも利用していることを知られることがありません。

 

ただし三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行いずれかの口座を持っていること、社会保険証か組合保険証を持っていることが条件ですのでご注意ください。

 

アイフル

 

アイフルは大手消費者金融の中では唯一の独立系消費者金融です。

 

独立系の強みを活かし、銀行系消費者金融にはないユニークなサービスを提供しています。

 

アイフルの特徴は審査スピードの速さです。WEBで申し込んだ後にフリーダイヤルに電話すれば審査時間の短縮が可能になります。

 

また、手続きが簡易に行える無人契約機「てまいらず」やWEBで24時間いつでも相談が可能なAIチャットサービス「ぽっぽくん」などを提供しています。

 

中小消費者金融に対する疑問

中小消費者金融は大手と比較すると認知度が低いので実態がわからないことも多いでしょう。中小消費者金融業に関する気になる疑問に答えます。

 

中小消費者金融は大手より審査が甘い?

中小消費者金融の審査は大手より甘い、と言われていますがそのようなことはないので誤解しないでください。ただし大手のように機械的に判断することはありません。

 

具体的には、申込者を面談して融資の可否を決定します。人柄や性格が判断材料になりますので大手よりは審査がフレキシブルですし、現在の返済能力次第では信用情報に傷がついている人でも審査が通る場合もあります。(ただしケースバイケースで100%審査が通るわけではありません。)

 

中小消費者金融に闇金は存在するのか?

中小の消費者金融は怖い消費者金融、いわゆる「闇金」ではありません。中小金融企業は法律で事業が認められている正規の金融業者です。

 

闇金は違法な金融業者で法外な金利や違法な取り立て行為を行うので決して申し込んではいけません。中小消費者金融に借入を申し込む前には見極めが必要です。

 

闇金の見極め方法

中小消費者金融が闇金かどうかを見極める方法を紹介します。まずは金融庁のHPで金融業者の登録番号を確認してください。

 

次に違法なサービスを行っているかどうかの確認をしましょう。

 

闇金の広告には下記のような文言がありますが全て違法です。
ご注意ください。

 

  • 「主婦無職OK」・・法律では安定した収入のある人ないと貸付は行ってはいけません。
  • 「年20.0%を超える金利」・・法律の上限金利以上の利率です、
  • 「無審査、財前確認なし」・・法律では貸金業者に適正な審査を行うことを義務付けています。

 

おすすめの中小消費者金融

 

最後に、安心して利用できる中小消費者金融を紹介します。


セントラル

 

セントラルは大手ほどの知名度はないものの、大手並みのサービスを提供している消費者金融です。

 

大手の審査が難しい人であればまずはセントラルでの借入を検討することをおすすめします。

 

大手並みのサービスとは、例えば初回利用30日間無利息サービス、中小では珍しくカードを発行しているので自社ATM(2020年8月時点で14か所)と全国のセブン銀行の利用が可能であるため借入と返済の利便性が高いこと、最短当日融資が可能なことなどが挙げられます。

 

フクホー

 

フクホーの創業は1970年、50年の歴史を持つ消費者金融です。

 

拠点は大阪にしかありませんが、全国からの申し込みが可能で、インターネットでの申し込みや、全国のセブンイレブンから契約書類の取り出しが可能です。

 

フクホーの強みは審査が柔軟であることで、以前金融トラブルを起こしている人でも審査が通る可能性があります。

 

フタバ

 

フタバは1963年に設立、歴史のある消費者金融です。

 

現在インターネットと電話でしか受け付けていない無店舗型のスタイルで運営しています。店舗への訪問が煩わしいという人にはおすすめです。

 

フタバは中堅ながら初回30日無利息の大手と同様のサービスを提供しています。また、上限金利が他社より安い(17.95%)、他社借り入れ4社までと柔軟な審査基準を持っていることも強みです。

 

アロー

 

アローは名古屋に本社を置く消費者金融です。

 

アローの特徴は審査です。

 

申し込み条件は、「25歳以上65歳未満」「勤続1年以上」「健康保険証があること」「借入金額に関係なく収入証明書が必要」など他社よりは厳しめに設定されていますが、この条件を満たせば審査は柔軟であり、「過去よりも現在」を重視した審査を行います。

 

また、借り換えローンがあるため複数の借入先をまとめることができることも特徴のひとつです。

 

ユニーファイナンス

 

ユニーファイナンスは名古屋に本拠地があり、半世紀近い歴史を持つ消費者金融です。

 

ユニーファイナンスは金利が他社より低い(17.95%)、中小でありながら利用限度額が300万円(多くの中小の消費者金融の限度額は数十万円です)ので、高額の借り入れが期待できます。

 

また、ユニーファイナンスは中小では数少ないカードを発行しており、大手消費者金融のプロミスと提携しているため全国のプロミスのATMで利用が可能です。中小でありながら全国で利用できることは大きなメリットと言えるでしょう。